Golf Note / ゴルフノート

ゴルフの練習やラウンドのこと、ゴルフの本、気になったことなどを綴りながらスコア70台を目指すブログ。PGAツアー好き。

40打目 【ゴルフ以外の本】世界一訪れたい日本のゴルフ場ってできないですかね

ゴルフのネタがないのでゴルフ以外の本を無理やりゴルフに繋げてみます。先日こんな本を読みました。「世界一訪れたい日本の作りつくり方」。今はコロナで旅行どころではないですけど、日本は2020年に訪日外国人4000万人目標を掲げていました。観光プロモーションの努力の甲斐あって、その目標は達成するはずでした。こんなことになるまでは。

 

世界一訪れたい日本のつくりかた

世界一訪れたい日本のつくりかた

 

 

 

この本はもちろんコロナ以前に書かれたものなので、順調に訪日外国人が伸びていた時期の事が書かれています。日本にはもともと豊かな自然や季節の表情、土地柄的にも東西南北の多様性が備わっており、観光大国に成りうる素質があると著者は言います。しかし、近年の観光プロモーションはうまくいって旅行者は伸びているのに、まだまだ受ける側、つまり日本の整備をもっと整えないといけないと、さまざまなデータを用いて説いてます。

 

たとえば、おかしな英語表記を正すことや、国立公園の整備などのハードのことはもちろん、親切丁寧なサービスをするといったソフト面。また、外国人におカネを落としてもらうために、5つ星ホテルをもっと増やすことや、IR事業のことなども語っています。

 

日本の人口はこれから減っていきますから、外国人に来てもらっておカネを使ってもらう。そのために整備をして、商品の単価を上げましょう、ただ金額を上げるのではなく、観光客の要求へ行き届いたサービスなどの付加価値をつけましょう、ざっくり説明するとこんな事が書かれている本です。ぜひ読んでみてください。

 

さて、政府が推し進める観光コンテンツに、スポーツツーリズムの推進というものがあります。ここでやっとゴルフの話です(笑)。

 

日本って実は、世界で3番目にゴルフ場が多いそうなんです。実はすごいんですね。 1位はもちろんゴルフ大国アメリカです。たしか、桁がひとつ違うくらいのぶっちぎりの1位だったと思います。ゴルファーの多くは、PGAツアーが開催されるようなゴルフ場でプレーしてみたいと思うかと思います。海外旅行先でゴルフをしたことがあるという方も多いかと思います。日本もそのようにゴルフを目的とした外国人旅行者を呼び込む素質があると思います。

 

またゴルフは時間がかかるので、一日のほとんどを費やします。ということは、日本への滞在期間が長くなります。滞在が長いということは、外国人がたくさんおカネを落としてくれるということになります。

 

ただ、黙っていても外国人は来てくれません。外国人旅行者はどんどん増えていますが、それでもゴルフ場へ向かう人は少ないでしょう。ではどうすれば来てもらえておカネを落としてくれるのでしょうか。

 

(1)受け入れを整備する

(2)知ってもらう

(3)ゴルフ以外のコンテンツも充実させる

 

などでしょうか。

 

(1)については、まず予約システムが必要です。旅行代理店などでも可能かと思いますが。予約ができれば次は足です。山奥で道路が狭い場所という状況では、レンタカーを運転する外国人には難しいと思います。タクシーやバスなどを手配するという手もあります。また、良い立地にあるゴルフ場でも、トイレやレストランなど設備が古かったりするとそもそも行こうという気にならないと思います。あとは、言葉の問題もあります。翻訳の表示も必要ですし、外国語が話せるスタッフもできればいたほうが良いと思います。貸しクラブも最新のものがあると良いですね。あと大事なのはスループレーの導入ですね。観光客なのですから、例えば4泊5日の旅行としても、そのうち1日が潰れてしまうのはもったいないです。昼頃にはプレーが終わって午後から買い物なども楽しみたいはずです。コロナの影響でスループレーが増えていると言いますが、ゴルフツーリズムのためにもこのまま続けてもらいたいものですね。

 

(2)については、せっかく良い設備にしても知ってもらわなければ意味がありません。外国の旅行パンフレットに載せるとか、SNSを利用するとか、有名な人(プロ、誘致したい海外の閲覧数の多いブロガー等)にプレーしてもらってPRするのも良いかもしれませんね。ちなみに「日本ゴルフツーリズム推進協会」という組織もあるようです。今まさにPRをがんばっているところのようですね。

 

(3)については、例えば海外のゴルフ場にはそのゴルフ場オリジナルのグッズを売っている所が多いです。僕も何度かハワイに行ってゴルフをしたのですが、必ずそのゴルフ場グッズを買ってしまいます。かわいいヘッドカバーやマーカーなどがあるんですよね。マーカーなどはばらまき用のお土産にも良いのです。また、ゴルフ場以外のものを充実させるのも良いと思います。レストランだけでも訪れたくなるゴルフ場とか、近くにレジャー施設があるといったことです。こればかりはゴルフ場単体ではどうにもならないのですが、例えば岡山の東児が丘マリンヒルゴルフクラブで言えば、近くのおもちゃ王国や渋川海岸などでしょうか。

 

さて、日本もゴルフ人口が減少という話ばかり聞きますが、こればっかりは急に増やそうといっても無理ですね。若者のゴルフ人口を増やしつつ、外国人に来てもらう(来たくなる)ような取り組みも必要ではないかと思いました。あとやはり一番大事なのは、良い思い出を作って帰ってもらうことでしょうか。やはり海外でのゴルフはまた一段と楽しいものです。