80打目 ドロー系の得意・苦手なシチュエーション
前回のラウンドで、僕は「ドロー系だと受け入れて攻め方がシンプルになった」と書きました(本当はドローと言うよりフックに近いのですが、ややこしいので以下全て「ドロー」と言うことにします)。自分の「持ち球」を知ることで、コース戦略がシンプルになり、左右に散らばるよりもミスの範囲が半分になります。
コース戦略はシンプルになりますが、持ち球によっては苦手であったり、得意なシチュエーションも存在します。そんな場面を、自分が確認する意味も込めて、思い付く範囲で洗い出してみたいと思います。
写真はスペインのどこかのコースですが、こういうレイアウトとピン位置はドローヒッターには攻めにくいホールと言えます。ひとつずつ挙げていきたいと思います。
①左に傾斜しているフェアウェイ
主にティショットの場面になりますが、フェアウェイが左に下る傾斜だと、どこまでも転がり続け、ラフ行きやOBにもなりかねません。対策としては、もちろん曲がり幅の少ないドローが打てれば一番なのですが、極端な曲がりも考慮して、ティイングエリア左にセットして、思いきってフェアウェイ右ラフ狙いで打つことも必要かもしれません。反対に右に下る傾斜では、フェアウェイ内に止まってくれる可能性が高くなります。
②右ドッグレッグ
フェアウェイが右に折れているドッグレッグでは、山間コースでは狙いどころが狭くなります。また、曲がり幅が大きいと、だんだんピンから離れていく弾道になるので、セカンドの距離が残ります。ただ、平坦なコースでは、上を越す攻め方もできるかもしれませんね。逆に、左ドッグレッグではフェアウェイ右サイドを狙ってセンターに戻すのがセオリーになるのかなと思います。
③右に木などがせり出している場面
こういう時は視界に木の枝が入って打ちづらいです。セカンドでこんな場面でピンが右に切ってあったりすると、インテンショナルスライスで打たないといけないのかなと思います。逆に右の空間が開けてる場面だと全く関係ないですね。
④ピンが右に切ってある
先ほど少し書きましたが、ピン位置が右だとラフやバンカー、池などの上からグリーンに戻すショットになるので、なかなか勇気が必要です。上の写真がまさにそうです。ただ、左に曲がりすぎてグリーン外からアプローチをする時は、左からのアプローチの方がやさしいのかなと思います。逆にピンが左の場合は、グリーンセンター狙いで、曲がればピンに寄りますし、曲がり幅が少なくてもグリーンに残る可能性が高くなります。ただ、曲がりすぎてラフなどに行ってしまうと、難しいアプローチが残ります。
⑤風の向き
ドローだと、右からの風だと曲がり過ぎに注意が必要です。左からの風だと、風にぶつけていくショットになるので、曲がり過ぎの心配は少なくなるかもしれません。向かい風に対しては、フェードより距離が落ちにくいかもしれません。
思い付く限りでもこれだけありました。これ以外にもまだあると思いますし、これらが複合したシチュエーションもたくさん存在します。まだまだ僕の「持ち球」でのコース攻略は始まったばかりですから、少しずつ経験積んで行きたいですね。