Golf Note / ゴルフノート

ゴルフの練習やラウンドのこと、ゴルフの本、気になったことなどを綴りながらスコア70台を目指すブログ。PGAツアー好き。

83打目 マラソンとゴルフの共通点

秋も深まりマラソンシーズンとなってきました。でも今年はコロナなので、行われる大会も数少ないのかと思われます。

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ラソンとゴルフはまったく別の競技ですが、考えようによっては似ている部分もあります。以前紹介した本の著者、坂田哲男さんもその点に言及しています。どういった点が似ているのでしょうか。僕のマラソン経験ですが、3時間ジャストというタイムを出した時の練習やレース展開を振り返りながら、どの点が似ているのか考えようと思います。


毎日の練習やコンディション作りは、もちろんマラソンやゴルフにも重要です。特にマラソンはまぐれ要素がまったくと言っていいほどありませんから、日頃のパフォーマンス管理はかなりシビアです。では実際のレースはこびとラウンドの共通点はどこでしょうか。


ラソンはスタートから飛ばしてはいけません。後半にそのツケが回ってきて、しまいにはバテて走れないということにもなります。特にスタートから5kmくらいまではウォーミングアップのようなものです。ゴルフも朝イチスタートから3ホール目までは、その日の調子を確認しながら攻め過ぎない、というところは共通点だと思います。


ラソンはずっと同じペースでゴールまで行ける走りが理想ですが、時には攻めるポイントがあります。僕は登り坂を得意としてましたので、ここでバテた選手を抜いて順位を上げていました。逆に平坦な道はずっと守りでした。同じペースの人の後ろに着き体力を温存して、前の人がペースを落としてきたら抜くというパターンです。ゴルフもずっと攻めっぱなしでは大叩きの可能性もあります。基本は同じペースだったり守りの意識という部分も似ていると思います。


また、マラソンには「ネガティブスプリット」という戦術もあります。これは前半にペースを抑えて後半に体力を温存しておく作戦です。例えば、4時間切りを目指すとすると、前半ハーフを2時間5分ペースとしたら、後半は1時間54分で走るということです。こうすることで、「リタイア」ということはほぼ避けられますし、後半ペースの落ちてきた選手をどんどん追い抜くことができます。


ゴルフにも同じような戦術が当てはまりそうです。OUTとINの前後半ではなく、ひとホールごとに適用できるのではないかと思います。例えば、ティショットは飛ばさなくても、安全な位置に置ける可能性が高いクラブを選択し、グリーンオンしたら攻めの姿勢を出すということ。ティショットは一見ネガティブですが、リタイア(OB)を避け、確実に目標に近いスコアで完走(ホールアウト)を目指すことができそうです。


こういったレースはこび、ラウンド戦略が似ている要素なのではないかと思います。上げてみるといろいろ出てくるものですね。ゴルフも他の競技に置き換えてみると、また違った角度から楽しむことができそうです。