Golf Note / ゴルフノート

ゴルフの練習やラウンドのこと、ゴルフの本、気になったことなどを綴りながらスコア70台を目指すブログ。PGAツアー好き。

72打目 クラブのフェース角を気にしたら基本のボール位置の理由が見えてきたというお話

距離や方向に関係するゴルフクラブの角度とは?

このブログも72打目(記事投稿)となりました。いつかはゴルフもこんなスコアで回ってみたいです。さて、ゴルフクラブについていろいろ考えてます。ゴルフクラブは道具ですから、いろんな物理の要素や数字の裏付けによって飛ぶ方向も飛距離も変わります。スイングやシャフトの特性でも変わってきますが、基本的にはインパクト時のフェースの角度が重要な気がします。

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クラブフェースにもいろんな角度が存在します。大きく分けて3つ。ひとつはロフト角。ロフト角はボールの高さと飛距離に関係しますね。2つ目はライ角。シャフトとクラブヘッドのソールが作る角度。ライ角が合ってないと、トゥやヒールが浮いたりします。プッシュやフックの原因です。市販のクラブはおそらく日本人の平均身長に合わせて作られていると思うので、身長の高い方やそうでない方は調整が必要になってきます。あと、腕の長さによっても変わります。


もうひとつの角度は何かと言うと、フェースアングル(フェース角)かなと思います。よく「プル角」なんてのも聞きますが、正直なところ詳しく語れないので、置いておきます。ここでは、単純にグリップしてアドレスした際に、フェースがターゲットを向いているかどうかの事についてです。

フェースアングルはターゲットに対して合っているようで実は合ってない。

さて、僕はグリップする際、クラブを持ち上げて、自分の目線の高さでスコアラインが垂直になるようにして握っています。そのままソールすると、スコアラインはターゲットに対して直角、つまりスクエアになります。じゃあこれでスイングさえ良ければまっすぐ飛ぶんだなと思いますが、たぶんこれではまだ正しくありません。スコアラインはスクエアでも、フェースの角度「面」がターゲットに向いているかどうかが重要です。


実は面はショートアイアンになればなるほど、左へ向く傾向があります。これがなぜなのかって言うと、これまたあまり詳しく語れないのですが…、ロフトのある(短い)クラブほど、トゥを浮かせると面が左を向きます。逆にヒールを浮かせると右に向いてきます。短いクラブでヒールを浮かせて打つということは、よほどのシチュエーションでなけれはあまりないですから、基本的に短いクラブほど左に向きやすいと言えます。


あと、シャフトに対してフェースがオフセット(フェースがシャフトの右側にくる)か、オンセット(フェースがシャフトの左側)によっても面の向きが変わってくると言われています。オフセットほど左向き傾向なのだそう。アイアンは短いほどオフセットになっているものが多いですね。ドライバーはオンセットです。

ちなみにこんな商品も売られているようです。フェースに装着して面がターゲットに向いているかどうか調べる道具です。


高額な商品ではないのですが、買うにはちょっとなあ…という僕は、息子が100円ショップで買った弓矢の「矢」を使用してみました(笑)。矢なんてない、という方は、ロングティをフェースに貼るなどでも代用できます。試しにウエッジに貼ってみますと…

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普通にセンターに構えると、思いのほか左向きです。


さて、ということは、スコアラインを目線の高さで垂直にして、そのまま真下にストンとソールしたのでは、クラブによっては左を向いているということです。じゃあ短いクラブは開いて構えれば良いのでは!と思ったのですが、どの程度開くかをショットのたびに番手ごとに考えるのは、なかなか簡単ではありません。もっとシンプルにしたいです。

ではどのようにフェースをスクエアにすれば良いのでしょうか?

これはどうしたものかとずーっと考えていたら、ある時「はっ!」と思いました。もしかして、ゴルフ始めたばかりのころ何となく目にした「基本のボール位置」ってフェース角をスクエアにするためにあるのでは!と(今さら…!)。


ゴルフの基本的なレッスン書によく記述されている、「ボール位置は7番アイアンを基準に自分のセンターに、ロングアイアンはボールひとつ分左に、ドライバーは左足かかと線上に」というあれです。(ボール位置はどのクラブでも、常に左股関節前など諸説ありますが、ここではボール位置変動型について書きます)


ショートアイアンは面が左に向きやすいわけですから、センターではなく少し右にソールしてやれば、フェースもインパクト時にはスクエアになるのではないかと思います。


ちなみに僕は、グリップしている手の位置は、どのクラブでもだいたい左股関節前です。


つまり、ショートアイアンでのボール位置はセンターの少し右になるので、ハンドファーストが強めの構えになります。ミドルアイアンではボール位置はセンターに。ここでも少しハンドファーストです。ロングアイアンではボール位置はセンターより少し左に。構えはややハンドファーストになります。アイアンが短くなるにつれ、ハンドファーストの度合いが強くなります。


先ほどの「矢」を貼ったウエッジのグリップ位置を、ハンドファーストにする(フェースを右にもってくる)とどうなるでしょうか?

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ターゲットを指すようになりましたね。


6番アイアンではグリップ線上にボールを置くと、フェースアングルはこのような感じに。

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少しハンドファーストにすると、ターゲットを向くようになります。

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ドライバーではボールの位置は左かかと線上になり、構えはややハンドレイトに。グリップの位置よりもフェースがやや左にある状態です。FWやUTでは、ハンドファーストにややなるかならないかくらいでしょうか。このあたりは使うクラブの特性や長さでも変わってくるかもしれません。

ドライバーではハンドファーストにするとフェースが開いてしまいます。

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グリップ線上かややハンドレイトにすると、ターゲットを向くようになりました。

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分かりにくいので図を書いてみました。

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D=ドライバー、F=フェアウェイウッド、L=ロングアイアン、M=ミドルアイアン、S=ショートアイアンです。それぞれの線がクラブで、線が集中しているところがグリップの位置だと思ってください。スタンスもだいたいの目安です。ショートアイアンは少しオープンに構えるように描いています。(比率は正確ではありません。イメージです)


もちろんクラブによっても変わってくると思いますし、個人差もあると思います。あくまで、レッスン書に載っているようなボール位置と一般的なクラブの関係の話です。


今まで理由も知らず漠然とボール位置を理解したつもりでいましたが、あまり深く考えていませんでした。というか、そんなことも忘れて、何でもかんでもほぼセンターに置いていたような気がします。もしかしてこういう理由なのでは!?とわかったら、ボール位置の意味にもガッテンいくような気がします。ただこういう「なぜそうなのか?」という情報って、初心者のレッスン書にはあまり書かれていないような気がします。